2011年12月21日から31日


31日
●日本生協連が、介護保険の「予防訪問介護サービス」について実態調査をした結果、ほぼ9割の利用者で「心身状態が維持・改善した」ことがわかった。
●経済産業省原子力安全・保安院は、全国の原発の原子炉格納容器圧力や温度などの運転データを集めて表示する緊急時対策支援システム(ERSS)が26時間にわたって正常に作動しないトラブルがあったと発表した。

30日
●京都府と京都市は、業務が重複する府保健環境研究所と市衛生環境研究所を将来的に近接地に建て替え、高額な検査機器や研究試薬などを相互利用していくことで合意した
。(雪の後の巨椋池)
●野田佳彦内閣は関係5閣僚会合で、消費税率を2014年4月に8%へ引き上げ、さらに15年10月に10%へ引き上げることを盛り込んだ「社会保障・税一体改革」の素案原案を決定した。
●沖縄県宜野湾市の安里(あさと)猛市長の病気辞職に伴い来年2月5日告示(12日投票)で行われる同市長選で、共産、社民、沖縄社大の3政党と与党市議、労組でつくる候補者選考委員会は、前市長の伊波(いは)洋一氏(59)に正式に出馬を要請。


29日
●東京電力福島第1原発事故のため商売ができなくなったり、風評被害を受けている業者たちの損害賠償を求めている福島県商工団体連合会は、本払いの支払額が1億9千万円余にのぼったことを明らかした。
●民主党は、税制調査会、社会保障と税の一体改革調査会の合同総会を開き、野田佳彦首相が消費税率を2014年4月に8%、15年10月に10%とすることを提案した。次期通常国会に国会議員の定数を削減する法案を提出する考えも示した。

28日
●京都府は、12月の京都市消費者物価指数(速報値)を発表。総合指数(2010年=100、生鮮食品除く)は99・8で前年同月比0・3%下落し、3カ月連続でマイナスとなった。
●京都労働局が発表した11月の有効求人倍率(季節調整値)は0・69倍で、前月から0・01ポイント上昇した。
●京都労働局の調査で、来春卒業予定の京都府内の大学・短期大生の就職内定率が今月1日時点で56・8%だったことが、分かった。昨年同時期から0・5ポイント改善したが、依然として低い水準。
●厚生労働省が発表した11月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0・02ポイント上昇の0・69倍で、2カ月ぶりに改善した。総務省が同日発表した11月の完全失業率(季節調整値)は、前月と同じ4・5%だった。
●福島県は、県庁で幹部会議を開き、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復旧復興に向け「原子力に依存しない社会づくり」を基本理念に、県内の原発全10基の廃炉を国、東電に求めることを盛り込んだ復興計画を正式決定した。
●民主党税制調査会役員会は、社会保障と税の一体改革で消費税率を13年10月に8%、15年4月に10%と2段階で引き上げる増税案を決めた。
●政府は、社会保障と税の一体改革で消費税率を10%に引き上げた場合の増税分5%について、税率換算で1・54%分を地方自治体に配分する方針を打ち出した。

27日
●京都市営保育所の運営の在り方を議論していた市社会福祉審議会の専門分科会は、0歳児から6年間保育を実施していない保育所や市営保育所が集中する地域を中心に、民間保育園に移管を検討するように求める最終意見をまとめた。(京都)
●京都市が2013年度末に廃止する山ノ内浄水場跡地への大学誘致に向けた事業者公募で、京都学園大(亀岡市)しか応募していなかったことが分かった。●福島県議会は本会議で、政府による東京電力福島第1原発事故の収束宣言について撤回を求める決議を全会一致で採択した。
●東日本大震災の被害が大きかった岩手、宮城、福島3県の太平洋沿岸の33市町村で、4~10月に精神疾患などによって休暇を取った職員は、前年同期より70%も増えたことが、共同通信社のアンケートで分かった。
●国土交通省が発表した11月の新設住宅着工戸数は、前年同月比0・3%減の7万2635戸と、3カ月連続で前年水準を下回った。
●経団連の「経営労働政策委員会(経労委)報告」の最終案で、“賃上げ否定”を前面に打ち出し、定期昇給の凍結の可能性にも言及した。

26日
●京都、大阪、神戸、堺の4政令市長は関西広域連合の知事会合で、広域連合に早期参加する意向を表明した。
●京都市が、京都・嵐山地域にある旅館の工事変更を「事前に確認・了承した」とする文書を非公開にした問題で、中島晃弁護士らが、工事許可にかかわる「文書」を直ちに公開するよう求める要望書を門川市長に提出。
●厚生労働省の労働政策審議会分科会は、パートや契約社員など働く期間が決まっている有期契約労働者の契約更新が繰り返され、同じ職場で5年を超えて働いた場合、本人の希望に応じて、期間を限定しない雇用に転換する制度の導入を求めた報告書をまとめた。

25日
●来年2月の京都市長選に候補者の擁立を検討していた「みんなの党」が、擁立を見送る方針を決めた。
(雪の前の巨椋池)
●九州電力は、管内で唯一稼働中だった佐賀県玄海町の玄海原発4号機(118万キロワット、加圧水型軽水炉)の発電を停止、定期検査を開始した。国内商業炉54基のうち稼働中のものは、北海道電力の泊原発3号機や中国電力の島根原発2号機など計6基となった。
●民主党の前原誠司政調会長はフジテレビ番組で、歳出抑制に向けた国家公務員削減のため、民間の整理解雇に当たる分限免職を活用すべきだとの考えを示した。(京都)

24日
●競艇の場外舟券売り場「ボートピア京都やわた」の施設管理会社「ローレル京都」が大阪国税局から約1億8000万円の所得隠しを指摘され、重加算税を含め約3000万円を追徴課税されていたことが、分かった。
●「3・11子どもの命と教育」をテーマに「第42回京都教育センター研究集会」が開かれた。
●2012年度政府予算案で、来年11月に世界遺産条約40周年記念会合を日本で開催するための事業費7200万円が計上された。
●舞鶴市の老朽水道管破損し350世帯で濁水、8世帯で断水。
●平野達男復興対策担当相は、来年発足する復興庁の概要を発表。2012年度の復興庁予算案は2兆433億円。職員は併任を含め約250人とし、2月上旬の発足予定。
●内閣府がで発表した「国民生活に関する世論調査」によると、政府に対する要望(複数回答)で「医療・年金等の社会保障の整備」が67・1%に上った。
●政府は臨時閣議で2012年度予算案を決定した。
●財務省は、国と地方の借金を合計した長期債務残高が、2012年度末に937兆円程度に膨らむとの見通しを発表した。

23日
●京都府はこのほど、コンビニエンスストアで納付できる府税を全14税目に拡大した。
●京都府は、来年のえと・辰(たつ)年生まれの府内人口が推計で21万3500人と発表した。男性が10万2100人、女性が11万1400人。
●任期満了に伴い来年2月5日告示、同12日投開票される八幡市長選で、市議の長村善平氏(53)が、無所属で立候補を正式表明した。
●年末恒例の「被爆者をはげますつどい」が、ラボール京都で開かれ、府内在住の被爆者と家族102人を含め、200人以上が参加。
●政府、民主党は、野田佳彦首相らによる政府・民主三役会議で、八ツ場ダム(群馬県)の建設再開を正式決定した。

22日
●京都市は、来年4月から「地域コミュニティ活性化推進条例」が施行されるのに合わせ、「コミュニティ活性化推進審議会」を立ち上げた。
●亀岡市の栗山正隆市長は、市役所で臨時の記者会見を開き、自身が会長を務める外郭団体の市住宅公社を破産させると発表した。
●政府は、国の経済成長の拠点にする「国際戦略総合特区」に京都府をはじめとする「関西」など7件、地域力向上のための「地域活性化総合特区」に京都市など26件を指定した。
●政府は群馬県の八ツ場ダム建設で、ダム本体工事費を2012年度予算案に計上する方針を固めた。
●袴田巌死刑囚(75)の弁護団は、袴田事件の第2次再審請求で実施された犯行時の着衣とされる「5点の衣類」のDNA鑑定結果に関し、弁護側の鑑定人は、衣類の血痕全てから被害者の血液と同一のDNA型が検出されていないと判断していると明らかにした。
●厚生労働省の「全国家庭児童調査」で、テレビやDVDを「ほとんど見ない」と答えた子どもの割合が2009年は6・6%に上り、2・6%だった前回04年調査の2倍超に増えたことが、分かった。高校生は10・5%で、04年より6・6ポイント増えた。
●厚生労働省は、全国で生活保護を受給している人が、今年9月時点(速報値)で206万5896人に上り、過去最多を更新したと発表した。前月比で6025人増えた。
●政府は、2012年度の一般会計予算案について歳出規模を90兆3千億円台とする方針。

21日
●京都府の山田啓二知事は、関西電力の廣江譲常務に対し、停止状態が続く関電宮津エネルギー研究所(宮津市)の火力発電1、2号機(計75万キロワット)を早期に運転再開するよう求めた。(京都)
●来年2月の京都市長選に立候補する弁護士の中村和雄氏は記者会見し、マニフェスト(公約)にあたる「京都市政刷新プログラム」を発表した。
●東日本大震災復興対策本部は、震災による避難・転居者が15日現在で33万4786人になったと発表した。
●内閣府は、日本経済の現状と課題をまとめた報告書「日本経済2011―2012」で、「企業内失業者」はことし9月時点で最大465万人となり、全雇用者の8・5%に達するとの推計結果を示した。
●福島県の製材所などで製材時に出る樹皮や木くずが放射性物質に汚染され、少なくとも1万6千トン程度が処分できず、保管されていることが、分かった。
                                                             
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