2010年 9月21日から30日


30日
●京都市の門川大作市長は、地下鉄・市バスの敬老乗車証について、利用者負担額の値上げも含め、見直しを検討する方針を明らかにした。
●京都府営水道をめぐり、大山崎町が、求めた水量の2倍以上を府から一方的に割り当てられ、高い使用料を支払わされたとして、府に2007、08年度の過払い金約2億5400万円の返還などを求めた訴訟の控訴審判決が、大阪高裁であり、裁判長は「水量の決定は府の裁量の範囲」として一審京都地裁に続き、町側の訴えを棄却した。(京都)
●人事院が発表した09年度の国家公務員一般職の育児休業取得状況によれば、男性の新規取得率は前年度比0・2ポイント増の1・6%(126人)で、過去最高となった。女性は3年ぶりに減少に転じる2・0ポイント減の95・3%だった。
(写真は、嵯峨野のかかし)

29日
●京都府がまとめた09年度の介護保険実施状況によれば、高齢化の進展で要介護認定者が増え、介護給付費は7・6%増の1515億円だった。
●京都駅北口に8月完成した「音楽噴水」の維持費を巡り、京都市議会が、市に支出差し止めを求める決議を可決した。
●日銀が発表した9月の企業短期経済観測調査(短観)は、企業の景況感を示す業況判断指数(DI)が大企業製造業でプラス8と、前回の6月調査に比べて7ポイント上昇した。改善は6期連続。
●全国の医療機関で実際に働く医師数が計約16万7千人なのに対し、医療機関側はさらに計約2万4千人が必要と考えていることが、厚生労働省が初めて行った「必要医師数実態調査」で分かった。

28日
●京都府は、09年の工業統計調査(速報値)を発表。府内の製造品出荷額は前年比17・5%減の4兆6641億円と大幅に落ち込んだ。事業所数は同10・3%減の5321と過去10年で最大の下落率となった。
●反貧困ネットワーク京都は、京都市議会に提案され、批判が高まっていたホームレスによる空き缶回収を禁止する条例改正案が付託されたくらし環境委員会で、採決が延期されたことを受け、「継続審議を歓迎し、さらなる慎重審議を求める」とする声明を発表。
●日本自然保護協会などが、沖縄の辺野古海域を調査。同海域は生態の解明が進んでいない海草の上で暮らす貝類や、絶滅の恐れが高いジュゴンのえさの海草が豊富に見つかるなど、生物多様性が豊かであることがあらためて確認、調査結果を公表した。
●ホームヘルパーの資格を取得して1年以内にヘルパーとして働いていない「潜在ホームヘルパー」が、08年時点で推計で約138万人に上ることが、日本総合研究所の調査で分かった。
●受動喫煙が原因で肺がんや心臓病で死亡する成人は、国内で毎年約6800人に上るとの推計値を厚生労働省研究班が、発表した。

27日
●京都府議会の9月定例会は、代表質問を行い、関西広域連合の設立に必要な規約案を今議会に提出している山田啓二知事が、あらためて同連合への理解を訴えた。(京都)
●福知山市議会の市職員収賄事件調査特別委員会(百条委・8人)の最終報告内容が判明。市民病院改築の下請け業者選定に絡む疑惑で、焦点だった高日音彦前市長の「社会的道義的責任」を指摘、前市長の後援会長が社長を務める企業による下請け業者への工事丸投げの疑いも示唆した。(京都)
●NPO法人「日本で最も美しい村」連合の発足5周年記念大会が、岐阜県白川村で開催された。長野県高山村や沖縄県多良間村など6町村が新規加盟、参加団体は合計36町村と3地域に。
●衆院会派の「民主党・無所属クラブ」は、社民党を離党した無所属の辻元清美元国土交通副大臣の会派入りを衆院事務局に届けた。

26日
●京都市は、PFI方式による市立病院の再整備に着手した。
●京都市が家庭から出た空き缶をホームレスが回収するのを禁止する条例改正案を9月議会(15日開会)に提案したことに対し、ホームレスや支援団体が、四条河原町で改正案反対と議会での慎重審議を求める署名を呼びかけた。
●「全国小さくても輝く自治体フォーラムの会」は、千葉県酒々井町で全国集会を開き、道州制導入に反対するアピールを採択した。
●米国のルース駐日大使が日、着任以来初めて長崎原爆資料館を視察。

25日
●「ストップ!ザ 働きすぎ!! 働き方を見直す京都9月集会」が開催された。甲南大学の熊沢誠名誉教授が過労死・過労自殺について記念講演。
●自民党京都府連は、定期大会を開き、来年春の統一地方選で府議会、京都市議会の第1党を維持することや早期の政権奪回などを盛り込んだ活動方針を決めた。
(写真は、琵琶湖の気球)
●甲府地方気象台は、富士山が初冠雪したと発表した。平年より6日早い。

24日
●京都市財政の改革案を審議する市財政改革有識者会議は提言をまとめ、市債発行や人件費削減に数値目標を設定することを求めた。
●任期満了に伴う伊根町長選(11月9日告示、14日投開票)に、吉本秀樹町長が無所属で立候補することを表明した。
●15日開会した京都市議会に提出された家庭から出た空き缶をホームレスが回収するのを禁止する条例改正案について、ホームレスの支援団体が、市役所前で「廃品回収で生計を立てるホームレスの生存を脅かす」と改正案に反対する宣伝。
●厚生労働省は、75歳以上が対象の後期高齢者医療制度に代え2013年4月から導入する予定の新制度について、対象を65歳以上に広げる案はを現行の75歳以上とする方針を固めた。

23日
●経済協力開発機構(OECD)は、総合的な肥満対策を講じれば、日本では慢性疾患による死者を年間15万5千人減らせるとした報告書「肥満と予防の経済学」を発表。

22日
●来年4月の京都府議選に向けて議員定数の見直しを検討する府議会の議会運営委員会選挙区・定数等小委員会が開かれ、各会派代表が定数を見直す方向で一致。
●生活保護を受給している人が6月時点で190万7176人に上ることが、厚生労働省の集計で分かった。190万人を超えたのは、1955年度(月平均で約193万人)以来。

21日
●京都府は、公共事業で京都府内産木材の利用を進めるため、庁内にプロジェクトチームを設置した。
● 国土交通省は、09年の水害被害額(速報値)が2922億円に上ったと発表。記録的な豪雨が相次ぎ、00年以降の10年間で5番目だった。
                                                                         
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