2010年10月21日から31日


31日
●国鉄「分割・民営化」(1987年)でJR不採用となり、労働委員会と裁判所で続けてきたたたかいが6月に最高裁での和解により政治解決したことで、最後の祭となった「第21回京都国鉄まつり」が、京都六孫王神社で開かれた。
(写真は鞍馬の火祭)

30日
●陸上自衛隊福知山駐屯地創立60周年記念行事の一環として、福知山市の市街地で「市中パレード」と称した軍事パレードがおこなわれた。
●政府の地域主権戦略会議は、国が地方自治体の仕事を制限する「義務付け」「枠付け」のうち、学校教育法の規定など地方側が見直しを求める40条項について、年内に規制緩和の本格検討に着手することを決めた。
●名古屋市で開かれていた生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)は、遺伝資源の利益配分ルールを定めた国際協定「名古屋議定書」と、2010年以降の多様性保全目標「愛知ターゲット」という二つの主要議題を採択。約3週間の日程を終え閉幕した。
●京都府職労連は、台風14号が接近することを懸念し定期大会を12月11日に延期した。

29日
●家畜伝染病の口蹄(こうてい)疫に対する机上防疫演習が、府南丹広域振興局で行われ、初期対応の重要性が指摘された。
●近畿を中心とした7府県と国による初めての「ナラ枯れ」対策会議が、京都府公館で開かれた。
●京都府は、10月の京都市消費者物価指数(速報値)を発表した。総合指数(2005年=100、生鮮食品除く)は99・6で、前年同月比0・4%下落し、18カ月連続マイナスとなった。
●京都労働局が発表した京都府の9月の有効求人倍率(季節調整値)は前月を0・02ポイント上回る0・58倍となり、2カ月連続で前月を上回った。
●京都労働局が発表した身体、知的、精神障害者の雇用状況調査結果によると、京都府内の民間企業の障害者雇用率(6月1日現在)は過去最高の1・82%であった。
●総務省が発表した9月の完全失業率(季節調整値)は、前月より0・1ポイント低下の5・0%となった。
●厚生労働省が発表した今年6月1日時点の高年齢者の雇用状況調査によると、希望者全員が65歳以上まで働ける企業の割合は46・2%で、前年と比べて1・6ポイント増加した。70歳まで働ける企業の割合は、0・8ポイント増の17・1%だった。
●日本経団連は、大手企業の今冬の賞与(ボーナス)に関する第1回集計結果を発表。平均妥結額は昨冬比3・76%増の77万6949円で3年ぶりに増加に転じた。

28日
●京都市議会は、9月定例会の最終本会議を開き、空き缶など資源ごみの持ち去りを禁止する条例改正案など15議案を可決し、閉会した。
●来春に京都府内の大学・短大の卒業を予定している学生の就職内定率が、10月1日現在で37・7%であることが、京都労働局の調査で分かった。
●京都市は、2012年3月に京都市内で開催を目指す「京都マラソン」のコース案を、検討会に示した。

27日
●府営水道の2014年度までの供給料金を検討する府営水道経営懇談会は、1立方メートル当たりの基本料金を宇治系は1円引き上げて44円、木津系は8円引き下げて78円、乙訓系も7円引き下げて80円とするよう府に提言する方針を決めた。
●大阪府議会は本会議で、広域行政組織「関西広域連合」の規約案を賛成多数で可決した。
●政府税制調査会は、雇用促進税制を検討するプロジェクトチーム(PT)の会議を開き、雇用を増やした企業の人件費や社会保険料の負担を実質的に軽減する制度導入の検討をはじめた。
●厚生労働省は、2012年度の介護保険制度改正に向け、利用者負担について、高所得者の負担を引き上げる検討に入った。ケアプラン(サービス計画)の作成費に利用者負担を導入することも検討する。
●政府の行政刷新会議は、特別会計を対象とする事業仕分け第3弾で、労働保険特会の雇用事業の大半を廃止と判定、食料安定供給特会のうち、国買収農地の管理を行う農業経営基盤強化勘定は一般会計との統合、コメや麦の備蓄を行う米管理、麦管理の両勘定はそれぞれ10~20%程度の予算削減を求めた。

26日
●京都市基本計画審議会は、2011年度から10年間の市政運営の方針である次期基本計画の最終案をまとめた。10年後にむけて11項目の重点戦略を掲げ、名称を「はばたけ未来へ! 京(みやこ)プラン」に決定した。
●国際自治体会議が生物多様性の損失を食い止めるため自治体が積極的に行動することなどを盛り込んだ「愛知・名古屋宣言」を採択。
●全国都道府県議会議長会は、定例総会を開き、政府が廃止する方針を固めている「地方議員年金制度」を、給付水準を下げて存続を求める方針を堅持することを確認した。

25日
●雇用・能力開発機構は、関西学研都市の職業体験施設「私のしごと館」の建物と土地を売却するため、2度目の一般競争入札の参加受け付けを始めた。
(写真は、10月下旬になって満開のヒマワリ、近江八幡市)
●政府は、市町村合併に伴う議員数激減などで破綻が危惧されている地方議員年金制度を廃止する方針を固めた。
●国税庁の調査で、ことし7月末までに税務申告があった09年度の法人所得の総額が、前年度比で4兆1564億円(10・9%)減の33兆8310億円となり、3年連続で減少したことが、分かった。
● 厚生労働省は2013年度導入予定の新たな高齢者医療制度で、医療機関の窓口で支払う自己負担割合を70~74歳を原則1割を、13年度以降に70歳を迎える人から順次、2割負担に引き上げるなどの新制度案を「高齢者医療制度改革会議」に示した。

24日
●全国知事会は、国が法令で地方自治体の仕事を縛る「義務付け」「枠付け」の見直しを求め、都道府県が一斉に構造改革特区を国に提案することを決めた。
●非政府組織(NGO)の国際湿地保全連合(WI)は名古屋市の生物多様性会議で、世界各地で確認された水鳥の群れのうち、個体数が減った割合は44%に上り、地域別ではアジアが62%と最悪との世界の水鳥の生息状況について報告書をまとめ、発表した。

23日
●東証1部の主要300社(金融を除く)を対象にした大和証券キャピタル・マーケッツ金融証券研究所の9月時点の予想によると、中間決算(一部に8月中間決算などの企業を含む)の経常利益は前年同期比で約2・3倍の10兆8716億円となった。売上高は9・2%増を見込んでいることが分かった。
●「筏(いかだ)流し」が、保津川(桂川)で再現された。
●梅小路公園内への水族館建設に反対している下京梅小路パークプロジェクトは、同区の興正会館で「梅小路しぜんフェスタpart2」を開催。

22日
●京都府は、桂川下流圏域と木津川圏域を流れる府管理の1級河川について、今後30年間で優先的に整備する計8河川と治水目標を明らかにした。桂川下流圏域は、15河川のうち有栖川、新川、西羽束師川支川、善峰川の4河川を優先整備の対象にする。木津川圏域は、47河川のうち大谷川・防賀川、煤谷川、赤田川、大井手川の4河川。
●政府の行政刷新会議による事業仕分けで2013年度末の廃止が決まった京都市内の研究施設「JSTイノベーションプラザ京都」を運営する独立行政法人が、京都市に施設売却を打診していることが、分かった。(京都)
●学童保育の利用を申し込んでも、利用できない児童は今年5月1日時点で8021人と前年に比べて3417人減少したことが、厚生労働省のまとめで分かった。
●政府は、「経済連携協定(EPA)基本方針」で、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への「交渉参加」を示す表現を盛り込む方向を示した。
●厚生労働省が将来の国民医療費推計を、10年度の37兆5千億円が25年度には1・4倍になり、14兆8千億円増の52兆3千億円になるとした。
●環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)で日本が農産物の関税を全面的に撤廃した場合、国内の農業生産額が4・1兆円減少するとの試算を農林水産省がまとめた。

21日
●京都府と京都市が共同で創設を目指す「京都版CO2(二酸化炭素)排出量取引制度」の検討会議が、府公館で初会合。
●政府税制調査会は、経済産業省が2011年度税制改正で求めている法人税率の5%引き下げを実行した場合、減収額は国税と地方税を合わせて1兆6400億~2兆4600億円に上るとの試算を公表した。
●2013年度に導入予定の新たな高齢者医療制度について、厚生労働省は新制度で国民健康保険(国保)に加入する75歳以上の約1200万人の平均保険料は、10年後の20年度に年8万5千円と、現在より2万2千円増える見通しを明らかにした。25日開催の有識者会議に示す。。
                                                                         
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