2014年 3月11日~20日 |
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20日 ●京都府知事選が20日告示(4月6日投票)され、小児科医で府政転換をめざす「世直し府民ネット」の尾崎望候補(59)京都市内での出発式で第一声を上げた。現職の山田知事との一騎打ち。 ●亀岡市議会の3月定例会は、本会議を再開し、2014年度一般会計341億1千万円と12特別会計を合わせた総額645億7100万円の当初予算案など59議案を可決・同意し、閉会した。 ●原爆症の認定基準が緩和された2008年以降に国が認定申請を却下したのは違法だとして、近畿在住の被爆者7人が国に却下処分の取り消しなどを求めた訴訟の判決が、大阪地裁であり、田中健治裁判長は、7人の原告のうち、国が昨年末の基準改定によって自ら認定を行った3人以外の原告4人の却下処分を取り消し、「原爆症の認定をすべき」だと命じた。 ●大阪府泉佐野市教育委員会が、戦争と被爆の悲惨さを描いた漫画「はだしのゲン」を、作品内に「差別的表現がある」として市立小中学校から回収していたことが、わかった。校長の反発で返却された。 ●2014年度予算案(一般会計総額は過去最大の95兆8823億円)が参院本会議で自民、公明などの賛成多数で可決、成立した。(写真は、一条戻橋の桜) 19日 ●京都地方労働審議会は、自宅で丹後ちりめんや西陣織を織る丹後地域の生産者の最低工賃を、平均32.7%引き上げるよう京都労働局に答申した。13年ぶりの改定。 ●京都市西京区役所が公募したマスコットキャラクターが、名産の竹をアピールしたデザインで「にしきょう・たけにょん」に決まった。 ●米軍Xバンドレーダー配備計画で防衛省は、電波(電磁界強度)と水質に関する環境影響調査を基地周辺で行った。 ●日米両国首脳に沖縄県名護市辺野古(へのこ)の米軍新基地建設中止を求めて世界の著名人らが1月に開始した国際電子署名が、1万人を超えた。 ●内閣府が発表した1月の景気動向指数(2010年=100)の改定値で、景気の現状を示す一致指数が速報値から0・4ポイント上方修正され、前月比3・0ポイント上昇の115・2となった。 ●財務省が発表した2月の貿易統計(速報、通関ベース)で、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は8003億円の赤字だった。貿易赤字は20カ月連続で、比較可能な1979年以降で2月としては最大の赤字額となった。 ●安倍首相は、政府の経済財政諮問会議と産業競争力会議の合同会議で、配偶者控除などの見直しを検討するよう指示した。 18日 ●京都府包括外部監査人が、2013年度の監査結果を発表した。府立の5技術専門校を束ねる本部組織の設置を求めた。 ●国土交通省が発表した2014年の京都府内の公示地価は、商業地が平均で前年より1・1%上がった。 ●男性の育児参加を促すための雇用保険法改正案は、衆院本会議で自民、民主、公明各党などの賛成多数で可決された。 ●総務省は、2013年度3月分の特別交付税として、7308億円を19日に自治体に配ると発表した。2月の記録的豪雪などで除雪費は426億円を計上。 17日 ●京都府知事選に無所属で立候補を予定している小児科医の尾崎望氏(59)は事務所で記者会見し、知事選の2次公約を発表した。「脱原発」「若者支援」など打ち出す。 ●京都市議会は、2月定例会の本会議を開き、一般会計と16特別会計、4企業会計を合わせた総額1兆6403億円の2014年度当初予算案のほか、市会基本条例案や現行定数69から2削減する市議会定数条例改正案など計181件を可決、閉会した。 ●大山崎町議会は3月定例会最終本会議で、54億6800万円の2014年度一般会計当初予算案を、賛成少数で否決した。 ●京都商工会議所は、4月の消費税増税に向けた京都企業の対応に関する調査結果を発表した。6割弱が価格転嫁はほぼ可能とした半面、3割弱は転嫁は困難、または一部にとどまると回答した。(京都) ●消費者庁は、悪質商法などによる消費者被害が、2013年に約6兆円に上ったとする推計を公表した。 ●JAMは、2014春闘の中小のベアの中間集約を発表。定昇込みで平均月5534円と、前年よりも790円多かった。 16日 ●尾崎望候補の勝利をめざす「府政転換 世直し京都府民ネットワーク」(世直し府民ネット)は、「府政転換で、安倍暴走政治に審判! 暮らしを守る防波堤の京都府に! 4月6日尾崎望知事誕生で京都から世直しを」と題して、全国への支援を訴えるよびかけ文を発表した。 ●京都府立木津川運動公園が完成し、記念式典が行われた。17日からオープン。 ●京都府知事選に立候補する現職の山田啓二氏(59)が、公約を発表。「大安心」「大交流」をキャッチフレーズに。 ●舞鶴市北吸の重要文化財・赤れんがパーク2号棟「市政記念館」の来館者が、100万人を突破。 15日 ●京都府知事選(20日告示、4月6日投開票)に向け、京都市上京区の同志社大で、公開討論会(京都青年会議所など主催)が開かれた。 ●28日告示、4月6日投開票の3京都府議補選(京都市北区、宇治市・久世郡、城陽市)で、民主党府連と日本維新の会府総支部は、候補者擁立を断念した。 ●長野県は2014年度から。入学一時金に相当する給付型奨学金を創設することになった。全国で初めて。創設するのは上限額は30万円、30人程度に給付し、他の奨学金制度との併給も可能としている。(写真は、琵琶湖マラソン) 4日 ●城陽市の山砂利採取跡地の整備方針など話し合う京都府と城陽市の検討会が持たれた。 ●京都府立ゼミナールハウスの愛称を公募していた京都府は、「あうる啓北」に決めた。 ●京都市議会の自民党、民主・都みらい、公明党の3会派と無所属2人は、議員定数を現行の69から2削減することで合意した。上京と左京区で各1人減。 ●京都市、観光振興審議会を設置し、2020年の東京オリンピックをにらんだ新規観光振興計画の策定作業を始めた。 ●衆院本会議は、国家公務員法改定案を自民、公明、民主などの賛成多数で可決。私立学校法改定案を賛成多数で可決。 ●福島県広野町と川内村で原発全10基の廃炉を求める意見書が可決された。決議も含むと県内の59市町村すべてで可決されたことになる。 ●沖縄県の八重山教科書採択地区内で同一の中学校公民教科書が採択されていない問題で、下村博文文部科学相は、育鵬社版教科書を採択していない竹富町教育委員会に対して、地方自治法に基づく「是正要求」を出した。国が市町村に直接「是正要求」するのは初めて。 ●首都圏反原発連合(反原連)は、原発即時ゼロ・再稼働反対を訴える首相官邸前抗議行動を行った。1800人が参加。 ●2014年春闘で連合は、同日午前10時現在で491の労働組合が回答を引き出し、ベースアップ(ベア)と定期昇給を合わせた全体の賃上げ額は、平均で6491円だったとの集計結果を発表した。 ●第1次安倍内閣で官房副長官補を務めた柳沢協二氏が、日本記者クラブで記者会見し、集団的自衛権行使を容認する憲法解釈変更について「脱法行為」と批判した。 ●国土交通省は、東日本など高速道路各社がまとめた4月からの新料金を許可したと発表した。消費税の増税に加え、割引制度の縮小で高速料金の値上げが正式に決まった。 13日 ●原子力規制委員会は、原発の再稼働の前提となる規制基準の適合性審査で、九州電力川内原発、2号機の審査を優先的に進め、審査結果を取りまとめる審査書案の作成の準備に入ることを決めた。 ●「くらし、営業、雇用守れ 国民大行動」が、列島各地で展開され、36万人以上が参加した。 ●政府は、阪神・淡路大震災からの生活再建のため、国などが原資をだして自治体が被災者に貸した災害援護資金について、返済期限から10年を過ぎても「無資力状態」の場合、返済を免除する方針を初めて示した。 12日 ●京都総評などでつくる「原発ゼロをめざす京都ネットワーク」は、福井県の原発再稼働に反対するよう京都府に申し入れた。 ●京都市北区の雲が畑地域のまちづくり活動が国土交通省から「ゆめづくりまちづくり賞」で最優秀賞に輝いた。 ●NHKの籾井勝人会長や百田尚樹、長谷川三千子両経営委員らの歴史認識や右翼的言動の問題で、3氏への抗議と辞任を求める申し入れが、NHK京都放送局に対して行われた。NHKを憂える運動センター(準備会)が呼びかけたもので、団体・個人有志など20人が参加した。 ●内閣府が発表した2月の消費動向調査によれば、消費者心理を示す消費者態度指数(2人以上の世帯、季節調整値)は前月比2・2ポイント低下の38・3となり、3カ月連続で悪化した。 ●大手企業のベア一斉回答日。数年ぶりの有額会頭でも、低額。トヨタのベアは月額2700円、日立製作所やパナソニックなど電機大手6社は2千円で決着。 ●政府税制調査会は、法人税を議論するグループの初会合を開き、首相が意欲を示す法人税の実効税率引き下げの検討を始めた。 11日 ●東日本大震災から3年目を迎えた。今なお26万人が避難生活を送る。京都の労働組合や民主団体が、「メモリアルデー」として府庁東門で街頭演説を実施、周辺をデモ行進した。 ●京都府議会2月定例会は、8968億円の2014年度一般予算案など86議案を可決・同意して閉会した。 ●再編整備計画が進められている京都府立鴨沂高校の計画案が府教委から明らかにされた。旧校舎の4分の1を保存し、新築する。保存が求められていた本館の中央棟と、正門、旧図書館は保存される。 ●任期満了に伴う京都府与謝野町長選(4月1日告示、6日投開票)に、新人で共産党の町議の野村生八(しょうはち)氏(61)が、無所属で立候補する意向を固めた。 ●政府は、現在3年となっている企業の派遣労働者受け入れ期間の上限廃止を柱とする労働者派遣法改正案を閣議決定した。 10日 ●京都府立林業大学校の初めての卒業式が、京丹波町本庄の和知ふれあいセンターで開かれた。 |
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