2013年 7月 1日から10日


10日
●JR東海の山田佳臣社長は、京都府や京都市、地元経済界が求めているリニア中央新幹線の京都駅ルートについて、良市付近を通ると明示した国の整備計画通りに行う考えをあらためて示した。
●京都府と京都市、京都商工会議所、京都工業会でつくる京都産業育成コンソーシアムは、京都全体のエネルギー戦略を構築する検討会議「京都産業エネルギー戦略部会」を設立し、第1回会議を開いた。
●関西広域連合は、福井県の原子力発電所事故を想定した府県境を越える広域避難案を決めた。避難者は3府県25万2千人にのぼり、京都府内7市町の12万7200人は兵庫県南部と徳島県へ、滋賀県2市の5万8千人は大阪府と和歌山県に、福井県4市町の6万7千人は兵庫県北中部に避難する。今後、関係府県間で個別協議し本年度内に受け入れ市町を決定する。 (京都)
●厚生労働省は、全国で生活保護を受けている人が4月時点で215万1843人、受給世帯数は157万8032世帯だったと発表した。3月と比べ、受給者数は9210人減少、受給世帯数も596世帯減った。
●内閣府が発表した6月の消費動向調査によれば、消費者心理を表す消費者態度指数(2人以上の世帯、季節調整値)は、前月比1・4ポイント低下の44・3と6カ月ぶりに悪化した。
●日銀が発表した6月の国内企業物価指数(2010年平均=100、速報)は、前年同月比1・2%上昇の101・6となった。前年同月比でのプラスは3カ月連続。

9日
●鴨沂高の校舎保存を求める専門家の調査と提言を京都府教育委員会が非公表にした問題で、府教委は教育委員会の会合で委員らに謝罪した上で、耐震改修は「現実的ではない」として校舎の全面改築に理解を求めた。(京都)
●京都府と日本貿易振興機構は、府内産の日本酒を海外バイヤーへ売り込む初の商談会を持った。
●京都府は、京丹波町以南の府南部に今年初めての食中毒注意報を発令した。
●松山市で開催された全国知事会議は、秋の臨時国会に提出されようとしている道州制について、3項目21点の意見書をまとめた。

8日
●全国知事会は、原発の安全や防災対策の提言案で、再稼働の条件として、国の責任と手順の明確化、原発周辺の住民や自治体も含めた関係者の理解を得ることを盛り込んだ。
●全国の5原発10基で、再稼働に向けた安全審査が申請された。
●内閣府が発表した6月の景気ウオッチャー調査によれば、街角の景気実感を示す現状判断指数は前月比2・7ポイント低下の53・0となり、3カ月連続で悪化した。
●経団連は、会員企業の採用活動の自主ルールを定めた「倫理憲章」を見直し、大学生の就職活動の解禁を3年生の3月に繰り下げることを決めた。
●沖縄県の仲井真弘多知事は、岸田文雄外相と外務省で会談し、米軍新型輸送機MV22オスプレイの普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)への12機の追加配備について中止を含む見直しを要求した。

7日
●反原発を訴えて乳幼児連れでできるデモ行進を――と取り組んでいる「コドモデモ」が、京都市内で行われた。昨年12月から実施されているもので3回目。
●東京都内で2012年にあった万引で、65歳以上の高齢者の摘発者数が19歳以下の少年を上回ったことが、警視庁の調査で分かった。


6日
●防衛省が弾道ミサイルを迎撃できるイージス艦2隻を新たに導入し、8隻態勢に増強する方向で検討していることが、分かった。
●平和のための京都の戦争展実行委員会は、教育文化センターで「7・7平和と文化のつどい」を開催。8月6日から11日まで開かれる「平和のための京都の戦争展」のプレ企画。

5日
●京都府教育委員会が建て替えを決めた鴨沂高の校舎について、調査を依頼した専門家から「文化財的な価値が高く、保存すべきだ」との提言を受けていたことが、分かった。
●信用調査会社2社が発表した京都府内の2013年上期(1~6月)の倒産(負債額1千万円以上)は、件数、負債総額ともに前年同期を上回った。商工リサーチによると、上期の倒産件数は200件で、12年上期の167件を33件上回った。
●日銀が発表した生活意識アンケート(6月調査)によると、消費税率引き上げの影響を除いて、1年後の物価が「上がる」と回答した人の比率が80・2%となり、前回3月調査から6・0ポイント増えた。
●小野寺五典防衛相は、米第3海兵遠征軍司令官のグラック海兵隊中将と防衛省で会談し、今秋にも南海トラフ巨大地震や首都直下地震を想定した日米合同の防災実動訓練を実施することで一致した。
●関西電力京都支店前で行われた反原発行動には市民ら約100人が参加。チェコの記者が取材。

4日
●京都会館の命名権を持つ電子部品製造のロームは、会館の新名称を「ロームシアター京都」に決めたと発表した。
●参議院選挙が公示。21日投票。
●関西電力は、料金メーターの配線を誤り、電気温水器などの電気料金を二重徴収していたと発表した。
●65歳以上のお年寄りで構成される高齢者世帯の数が2012年に1024万1千世帯(推計)と過去最多になったことが、厚生労働省の「国民生活基礎調査」で分かった。

3日
●大阪府八尾市議会は、日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長らが掲げる米軍新型輸送機MV22オスプレイの訓練の一部を八尾空港で実施する構想について、反対する決議を賛成多数で可決した。
●原子力規制委員会は、国内で唯一運転中の関西電力大飯原発3、4号機の運転継続を認めた。
●東京電力が柏崎刈羽原発6、7号機の安全審査申請を決めたことについて、新潟県の泉田裕彦知事は、県庁で記者団の取材に応じ、不快感を示した。
●京都中央信用金庫がまとめた6月期の地元中小企業景況調査によると、全業種の業況判断指数(DI)は前期(3月期)比13・5ポイント増のマイナス19・7だった。改善は3期連続で、10ポイント以上の上昇は2010年6月期以来となった。
●岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」が復元され、完成式典が、現地で開かれた。

2日
●京都府と京都大は、旧「私のしごと館」での研究開発拠点の整備に向け、協議組織「京大・京都府協働パネル」を設立した。
●参院選京都選挙区の立候補予定者による公開討論会(京都青年会議所などの主催)が、シルクホールで開かれた。
●憲法学者と若手弁護士が、東京都内で記者会見し、改憲手続きを定めた96条の改正や自民党の憲法改正草案に反対する共同声明を発表した。
●地方自治体が管理する道路橋で老朽化や災害により補修が必要なのは全国に6万8800カ所あり、4月時点でこのうち85%に当たる5万8758カ所で補修が終わっていないことが、分かった。
●厚生労働省が発表した5月の毎月勤労統計調査(速報)によれば、基本給などの所定内給与は前年同月比0・2%減の24万1691円と、12カ月連続で減少した。
●政府は、東日本大震災の復興予算が被災地とつながりの薄い事業に使われていた問題で、まだ使われていない公益法人や自治体の基金約1017億円を国に返還するよう求めることを決めた。
●国際自然保護連合(IUCN)は、世界の絶滅危惧種は2万934種に上るとした最新版の「レッドリスト」を発表した。

1日
●全国知事会は、政府が5月にまとめた国の出先機関改革に関する中間報告の見直しを求めることを決めた。
●京都府北部の海水浴場で、海開き。
●日銀が発表した6月の企業短期経済観測調査(短観)は、企業の景況感を示す業況判断指数(DI)が、大企業製造業でプラス4となり、3月の前回調査から12ポイント上昇した。
                                                
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