2013年 2月21日から28日


28日
●京都府は、微小粒子状物質「PM2・5」の注意喚起を府内5エリアに分けて行うことを決めた。平均値が注意喚起の基準に達すると予想される場合、市町村や府ホームページなどを通じ、外出や屋内換気を減らすよう呼び掛ける。
●航空自衛隊経ケ岬分屯基地への米軍「Xバンドレーダー」配備計画について、基地に隣接する伊根町は、住民への影響について防衛省の説明を求めるよう、京都府に要請した。
●関西電力は、火力の舞鶴発電所1号機(舞鶴市、90万キロワット)のボイラー内で漏水の疑いがあり、3月1日午前2時ごろ停止すると発表した。
●政府は臨時閣議で2013年度の経済見通しを閣議決定。国内総生産(GDP)の成長率は物価変動を除く実質で2・5%、景気実感に近いとされる名目で2・7%と予想。
●世界保健機関(WHO)が、東京電力福島第1原発事故による周辺住民や原発作業員の健康への影響に関する報告書を公表。甲状腺がんのリスクが最も高まるのは原発周辺の1歳女児、福島県浪江町の女児は生涯に甲状腺がんにかかる確率が0・52ポイント上がって1・29%となり、日本の平均的な1歳女児の発がんリスクの約1・7倍となった。
●安倍晋三首相は、衆院本会議で施政方針演説で、原発の再稼働とTPPへの参加を表明。
●在日米軍のアンジェレラ司令官は、東京都内で記者会見し、新型輸送機MV22オスプレイによる訓練を3月6日から日本本土で開始すると表明した。
(写真は、春の丹後半島)

27日
●京都府議会の2月定例会本会議が再開し、国の緊急経済対策に伴って479億4500万円を追加する2012年度一般会計補正予算案など議案6件を原案通り可決、新しい副知事に山下晃正企画理事(61)を選任する人事に同意した。
●京都市は開かれた市議会一般質問で、市内3カ所のクリーンセンターで実施しているごみ焼却発電による収入が、新年度は10億円を超える見込みであることを明らかにした。
●亀岡市防災会議が、市役所で開かれ、福井県内の原発事故に備えて京都府が策定した避難計画で、亀岡が綾部市からの避難者の受け入れ先になったことを踏まえ、受け入れ計画を策定することが報告された。
●滋賀県議会は、一般質問を行い、嘉田由紀子知事は、山田啓二京都府知事が言及した京滋合併構想についてあらためて慎重な考えを示し、県のあり方を考えるために住民参加型で議論を進める意向を明らかにした。(京都)
●東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島3県沿岸部の中核的な45病院・診療所のうち、約7割の30施設が震災後の患者増などで深刻な医師、看護師不足に陥っていることが27日、共同通信のアンケートで分かった。
●全国の電力10社と都市ガス大手4社は、原燃料費調整制度(燃調)に基づく4月の電気・ガス料金を発表した。
●東京電力が、昨年4月に企業向け電気料金を値上げして以降、契約変更に応じなかった企業や工場など約1100件に対し、電力供給を打ち切る方向で検討していることが、分かった。

26日
●京都市は市議会一般質問で、生活保護や介護保険で「適正給付推進課」(仮称)を設置することを明らかにした。
●宮津市は、京都府宮津市北部地域の小中学校を対象にした再編案をまとめ、市議会の全員協議会で説明した。計画では、日置中と養老中を2014年4月から橋立中に統合し、日置小と養老小も16年4月から府中小に統合する。(京都)
●関西電力と九州電力が申請した家庭向け電気料金の値上げを審査している経済産業省の専門委員会は、両電力の値上げ幅を1割程度圧縮する方向で検討に入った。関電は平均11・88%から10%台に、九電は平均8・51%から7%台後半に引き下げられる見込み。
●2012年度補正予算案が参議院本会議で採択された。

25日
●京都府の山田啓二知事は府議会代表質問で、今後の府のあり方について「滋賀県との合併も一つの現実的な対応だ」と述べ、「京滋合併」を本格的に検討する考えを明らかにした。
●京都府の山田啓二知事は、宇治児童相談所の支所を京田辺市に新設する方針を明らかにした。
24日
●日米両政府が、「Xバンドレーダー」を京丹後市の航空自衛隊経が岬分屯基地に配備する計画が明らかになった。
●京都市は、区役所や支所の宿日直業務の嘱託職員の65歳定年除外制度帆廃止することを決めた。(京都)
●昨年8月の京都府南部豪雨災害について考える市民のつどいが宇治市内で開催された。「防災を考える市民の会」などが主催。

23日
●京都府立医科大付属病院で、同病院として初の脳死肝移植が実施された。
●京都市西京区の国道9号千代原口交差点で通行が開始された。
●04年に鳥インフルエンザで鶏が大量死し、廃業した旧浅田農産船井農場について、敷地を管理する京丹波町が、森林公園として跡地活用を目指すことが分かった。


22日
●京都府の山田啓二知事は府議会代表質問で、220億円超の累積債務を抱える社団法人「京都府森と緑の公社」の債務を精算し、解散する方針を明らかにした。
●南丹市防災会議が、市役所で開かれ、原発事故での住民避難を含めた市地域防災計画の原子力災害対策編を承認した。避難計画では、福井県の高浜、大飯原発からほぼ30キロ圏内の美山町全域が対象。計4442人が、同市園部町と八木町の公民館など13カ所に避難する。
●厚生年金の加入対象が予定通り2016年10月に拡大された場合、厚生年金に加入していないパート労働者の6割が、加入するために労働時間を長くしたり、逆に適用されないよう短くしたりしようと考えていることが、労働政策研究・研修機構の調査で分かった。


21日
●京都市の撤去自転車を引き取った業者が重量を偽って申告し、市が詐欺容疑で中京署に告発した問題で市は、損害額が3173万円で、業者から同日までに入金があったことを明らかにした。
●宮津市の防災会議が、全市民約2万人の避難計画と、市地域防災計画・原子力災害対策編の改定を決めた。避難計画では市の14地区ごとに、風向きによって西方面と南方面の2種類、避難先自治体と避難ルートを定めた。
●安倍晋三首相は4日間の日程で、米国を訪問。
                                                 
府政日誌のインデックスへ-