知事選挙まであと1年

憲法改悪反対の世論を高め府民との共同を

 民主府政の会は、4月16日、ハートピア京都で「第2回全体会議」を開催。会場を満員にする府内60団体、200人が参加しました。

 京都が全国の先頭に憲法知事の実現を

 久米弘子代表委員は、衆議院の憲法調査会が最終報告書を議決、多数意見の形で改憲の方向を押し出すという危険な段階に入ったこと、一方で「マスコミ9条の会」や「宗教者9条の和」が発足したように、憲法を守る私たちの運動も広がっていることを述べ、「これからの1年が重い意味をもってくる」とあいさつ。
 2つの報告のあと、団体・分野・地域から11人が発言、大平勲代表委員のまとめの後、全会一致で議案と「260万府民へのアピール」を採択しました。

 大きな反響を呼んだ青年の発言から

 過酷な労働条件の中で、仕事がこなせないのは自分の能力のせいと思っている青年や、200社に資料請求しても返事がいっさい返ってこない青年など、青年の間で深刻な実態が広がっているなか、青学連と京都総評青年部は、6月12日、「若者と仕事・就職難の解決を求める大集会」を準備しています。
 実行委員会では現状を何とか解決したいというパワーあふれる議論がされ、「仕事をくれ」「人間らしく働きたい」と叫んでいる青年の痛みや模索、うずまいているエネルギーを全部包み込むような集会にしよう、円山音楽堂を3000人の青年で埋めて大爆発しよう、集会名も横文字のしゃれた名前はもういらんと「円山青年一揆」に。そしてこの熱意が東京に飛び火し、昨年話題になったプロ野球労組の古田選手を裏方で支えた事務局長松原徹さんの講演が決定しました。選手会でも、今この「一揆」のことが話題になっているそうです。初めての規模と質の挑戦ですが、こういうたたかいを成功させてこそ知事選挙勝利があるとがんばっています。

 福祉分野からは敬老乗車証の有料化問題や介護保険制度改悪反対の運動と「福祉の会」の運動、府職労からは府庁の職場からみた山田府政の危険な実態、舞鶴連絡会からは台風23号による被災者支援への広報不足など冷たい姿勢について、京建労からは建築労働者の所得減少の実態と7年ぶりに組合員を増やし暮らしを守る集会を成功させたとりくみなどが報告されました。 全体会議会議では、「260万府民へのアピール」を採択しました。
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