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府職労ニュース



2013年11月.18日

府政を変えたいと願う府民の皆さんへ
来春の知事選挙立候補への決意

2013 年11 月11 日 尾崎 望

 来春の京都府知事選挙に尾崎望氏(京都民医連会長)が、11月11日に立候補表明しました。その全文を表明します。

 私、尾崎望は来年春に行われる京都府知事選挙に立候補することを決意いたしました。

▲決意するに至ったおもい

 この夏に、京都府政の変革を願う親しい人たちから知事選挙への立候補の話がありました。大いに悩みました。しかし意外なほど自然に決意するに至りました。

 小児科医師としての日々の診療の中で、「貧困の再生産」ともいえる光景を目にすることが増えています。泣き続けているのに声もかけてもらえず抱っこもしてもらえない子、大声で罵倒され人目もはばからずたたかれる子、何日もお風呂に入れてもらえないのがありありとわかる子、せっかく入れた保育園に家族の生活が不規則なために通わせてもらえない子。こうした家族の背景には共通して、親の不安定就労、DV、精神科疾患、十分な教育の機会に恵まれなかった子ども時代、あるいは虐待の連鎖がみられます。そして一番根底には貧困が存在しています。

 私たち医療も福祉行政も懸命に援助の手を差し伸べますが、救済するべき妥当な手段がみつからなかったり、家族の拒否にあってなかなかうまくいきません。この子たちは生まれて間もないころから、平等に育つにはあまりに大きな貧困という、ハンディを背負ってしまって、潜在する可能性の芽を摘み取られているような気がして悲しい気持ちになってしまいます。

 貧困の背景は明らかです。決して自己責任に帰せられるようなものではありません。海外に活動の場を求めるほんの一握りの大企業が多くの富を独占し、大部分の国民はその恩恵にほとんど浴することができないでいること、そしてこの大企業の横暴を規制せず反対に手助けしてきた政治のありかたからきていることは明らかです。人生の初めから差別された子どもたちのおかれている現状を変革していくために地方自治体ができることは少なからずあると考えて、立候補の決意に至りました。

▲立候補に寄せるおもい

 いま、自民党安倍政権は消費税を上げ、社会保障を切り捨て、TPP参加への道を開いて食の安全と国民皆保険を破壊しようとしています。中小企業に働く者をはじめとして多くの国民の暮らしはますます大変です。3.11 以降の惨状がいまだに「収束」していないのに、原発再稼働と輸出の道をまっしぐらに進もうとしています。多くの国民の困難の大本がここにあるわけですから、根本的な解決は国政の変革にあります。しかしこうした困難な状況にあるからこそ、地方自治体が国の悪政から住民を守る防波堤となることがきわめて重要だと思います。

 ところが山田知事の12年にわたる府政運営は、国いいなりの構造改革路線そのもので、時にそれを先取りしリードするものでした。府や市町村の自治体職員が減らされ、台風被害の現場対応は困難をきわめました。町村合併は地域を壊し、住民から安心な生活を奪いました。そして今、地元住民の安全を考慮することなく丹後半島にアメリカ軍の基地が建設されようとしています。

 これからわたしは支持していただける多くの団体と個人の方々の声を集めて公約を検討していきますが、最も大切にしたい基軸は安倍政権が進める構造改革と戦争への道に対抗し、府民のくらし、雇用、健康を基本に据えるということです。

 私が決意に至った思いを前提に○貧困の再生産を許さずどの子も健やかに育つ条件を作ります。子どもの医療費の自己負担は可能な限り軽減し、子どもたちが人生の出発点において平等なスタートラインに立てるよう、環境や教育条件の援助を進めます。

○高齢者が尊厳を持って生きていくことをささえます。高齢者の医療と介護にかかる費用は可能な限り軽減します。
○大企業優遇ではなく循環型経済の確立をすすめます。中小企業振興基本条例の制定など京都の経済を支えてきた中小企業、伝統産業、そして農業などへの支援を中心に地域内再投資型の経済発展を目指します。
○憲法を守り戦争への道を許さない声を京都から発信します。丹後半島のXバンドレーダー設置を許しません。

▲府民の皆さんへのよびかけ

 この間の構造改革政治のもと、またそれに追従する山田府政のもと、京都では北から南まで、また都市部か農山漁村かを問わず、どこも生活は困難を極めています。しかしその中でも地域の力を掘り起し、地域再生にむけて着実な努力が積み重ねられています。私はこうした地道な実践をささえることこそ京都府の役割と考えます。そして地域再生のために頑張る多くの人々と力を合わせて、安心して住み続けられる京都、ここに生まれ育ち、年を重ねたいと思えるような京都を取り戻すために全力で取り組んでいきたいと考えています。

 皆さんと力を合わせて、安心して住み続けられる京都を取り戻すために奮闘する決意です。よろしくお願い申しあげます。